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九華山
(10.08.04)
所在地
:
安徽省
「神奇の山」と言い表されている安徽省の九華山ですが、「神」や「奇」はどこから感じられるのでしょうか?
山とは、命の宿らない石の集まりです。その石たちが集まって自然界の影響を受け、形状や存在を変えて命が宿るものになるのです。命が宿った山は、やっと人との間につながりを生みます。長江流域に数々ある名山の中でも、九華山の緑は特に印象的です。九華山の緑は北方の粗い剛健さと南方の繊細ななよやかさを併せ持ち、ますます美しい印象を人々に与えています。
九華山の名前は著名な詩人・李白が名づけたとされていますが本当でしょうか?酒好きで、お酒のために優れた詩を書き続けた李白は、確かに九華山を訪れています。しかも特に気に入ったのか、三度も九華山に登っています。地方史書《九華実録》によると、九華山はもともと「九子山」と呼ばれていたようです。天宝8年(西暦749年)、李白と韋権輿、高霽らは九華山に登り、その風景を絶賛しました。そこで彼らは「九子山」という野暮な名前を嫌い、即興で「妙有分二気、霊山開九華」と詠みました。ここから九華山の名前が生まれたのです。
九華山に入ると、頂上へ続く狭い山道が特に味わい深いものです。九華山を表す「奇」の特徴に、功徳碑があります。功徳碑とは古い時代、善行を施した人たちの名前を石に刻み込んだものです。特に興味深いのは碑に刻まれた名前ではなく、碑の上の木の化石「樹化石(ケイ化木)」です。ケイ化木は碑となった石の数万年の歴史を証明するもので、ここから見ると九華山自体は8,000万年以上の歴史があるようです。
九華山は亜熱帯の湿潤気候に属します。1年を通じて気温は安定し、日照量や雨の量も多い地帯です。大小の山や盆地が連なっている特殊な地理条件のため、1年じゅう霧が多く、多い場合は160日以上にもなります。
九華山はまた千年以上の歴史を持つ仏教の名山としても知られ、森林伐採や生物の殺生を禁じられているため、生態環境が理想的な形で保存されています。
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