中国の見どころは、必ずしも発展著しい大都市や、30にのぼる世界遺産だけではありません。中国全土それぞれのエリア・街に独特の個性があり、たとえ有名な観光スポットであっても、見逃されがちなポイントは数多くあるのです。知って得する観光情報はこちらから!
中山陵
(09.10.21)
所在地
:
江蘇省
中山陵は江蘇省南京市の紫金山南麓にあり、中国近代の偉大な政治家・孫中山を葬った場所です。陵墓は1926年1月に起工し、1929年の春に竣工しました。全体の面積は8万平方メートル強で陵墓は南向き、敷地内には広場や墓道のほか、陵門、碑亭、祭堂、墓室などがあります。敷地は鐘の形で、鐘の頂上にあたる部分は半月形の広場です。広場の南端には鼎台(現在は孫文の銅像が建っている)があり、墓室も半球形になっています。墓道の南端は三門石碑坊で、孫文の直筆を刻んだ「博愛」の文字が記されています。
石坊前の広場の南端には孫文像が立ち、石坊のうしろには長さ375メートル、幅40メートルの広い墓道が続いています。陵門をのぞむと、門の額にはこれも孫文の直筆による「天下為公」の大きな文字が見られます。さらに碑亭に進むと、高さ約6メートルの碑に「中華民国18年6月1日 中国国民党葬総理孫先生于此」の文字が金箔ではめこまれているのが見られます。碑亭を通過すると険しい石段にさしかかり、8段階に分かれた石段は計392段もあります。
上りきったところに2本の華表柱(宮殿や陵墓前に見られる装飾の柱)があり、その後ろが祭堂です。祭堂の南側にあるアーチ型の3つの門には青銅で観音開きの扉がつけられ、それぞれの額に「民族」「民権」「民生」の文字が記されています。また、「民生」門の上には孫文直筆の「天地正気」額がかかっています。
祭堂の中央に大理石製の孫文坐像が置かれ、坐像の下には6種類のレリーフが刻まれていますが、すべて孫文の革命活動を描いたものです。堂内の壁は黒の大理石で、孫文直筆の「建国大綱」と国民党の胡漢民らが書いた「総理遺嘱」が刻まれている。
祭堂の後ろにある銅門の横額には「活気長存」の大きな4文字があり、門の内部は墓室になっています。墓室の内部は直径4メートル、深さ5メートルの穴があり、大理石の棺に入った孫文の遺体はここに納められています。
中山公演の南は音楽台です。ステージ面積は250平方メートルもあり、ステージうしろの大きな壁は高さ11.3メートル、幅16.7メートルです。ステージ前は蓮花池で、池の後部から扇形に人が座ると約3,000名を収容できます。
中山陵には中国風と西洋風の折衷が見られ、広大な土地に広がる建築物の群像は非常に威厳高いものです。
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