中国の見どころは、必ずしも発展著しい大都市や、30にのぼる世界遺産だけではありません。中国全土それぞれのエリア・街に独特の個性があり、たとえ有名な観光スポットであっても、見逃されがちなポイントは数多くあるのです。知って得する観光情報はこちらから!
蜀南竹海
(09.11.04)
所在地
:
四川省
蜀南竹海は1988年、国務院によって国家クラスの「風景名勝区」に指定されました。1991年には中国優秀観光スポット40選の一つに選ばれ、山と湖、洞窟、滝といった自然の産物が一体となった緑竹公園です。また、四川省竹類生態自然保護区および生物圏保護区域世界ネットワーク(World Network of Biosphere Reserves)の会員でもあります。
蜀南竹海は四川盆地の南に位置し、景観区内の面積は120平方メートルです。海抜は600~1,000メートルで、美しい山と川、静かな環境、竹林などなど現世を離れた別天地のような風景が楽しめます。特に知られているのは竹林と文物古跡の景観区で、約7万ムーの竹林が大小28の山々や500以上の丘に続いています。高いところから見ると、まるで緑の海のような壮大な眺めです。竹林の中にある見所は非常に多いのですが、最も有名な場所は以下のようなものです;
忘憂谷
蜀南竹海で最も名高い忘憂谷は竹林旅游集散センターから約1キロの場所にあり、山あいに続く一本道です。谷の入り口にある門は楠竹で作られ、「万竿翠竹葉掃去滾滾紅塵,一溪清流奏出淳淳韵音」の文字が刻まれています。門をくぐると地面には天然の紅砂石が敷かれ、綿竹や慈竹、楠竹が両側に生い茂っています。竹で作った箸やイスなど民芸品を売る店もあり、竹の東屋、楼閣、橋、廊下など竹づくしの美しい風景が続いています。竹の茂みを眺めながら泉の水音を聞いていると、まるで神話の世界にいるようです。
海中海
海中海は翡翠長廊から仙寓洞景観区へ向かう道の左側にあり、同景観区内で一番の見所です。山あいの谷に出来た湖で、1998年3月に対外的に開放され、面積は約60ムーあります。上空から見ると、竹で出来た海の中に水をたたえているので、「海の中の海」という意味で名づけられました。湖の周囲は遊歩道で、一周巡って楽しむことが出来ます。遠くから眺めると湖面に浮かぶ小島が湖を分割しているように見え、竹林の中にたたずむ姿は非常に神秘的です。
墨渓
蜀南竹海博物館から左へ行くと、水泥公路という一本の道が生い茂った林の中に続いています。茂みの中に映える一筋の渓流が墨渓です。墨渓と呼ばれる本当の理由は、流れの底にある岩石の表面が黒褐色のため、黒い流れに見えるからです。神秘的な墨渓の流れは、竹海で最も古く、素朴な場所です。幾重にも重なった山、曲がりくねった道、響き渡る泉の音、密集して茂った竹、ここへ踏み込んだだけで原始世界の息吹を感じることが出来ます。
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