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2008年7月1日、中国中央電視台が日本で産声を上げました。CCTV大富開局10周年の記念日です。この10年間、中国の急速な発展と歩みをともにするように、CCTV大富は、リアルタイムで中央電視台の番組を放送して参りました。在日中国人及び日本各界の方々が中国の発展を知るための重要な窓口として、日中友好のための画期的役割を果たして参りました。
10年来、たえず前向きの努力を重ねてきたCCTV大富は、在日中国人そして日本の方々より、幅広い支援と信頼を戴いております。
開局10周年にあたって皆様とともにこの10年をふりかえってみたいと思います。
【歴史的幕開け】
1998年、中国の改革開放が進む頃、中国で何が起こっているのか、隣国日本ではその大きな変化を知るよしもありませんでした。その年の7月1日。史上初のテレビチャンネルが開局しました。CCTV大富開局にあたっては、中国中央電視台、中国大使館より厚い期待が寄せられただけでなく、大倉商事、フジテレビ等有名企業からも全面的なご支援を戴きました。そして大倉商事とフジテレビの出資により設立された大富が、中央電視台の日本における開局運営を任され、全ての費用を負担することになりました。大富の取締役社長には張麗玲が就任しました。
しかし、同年の8月、大富の株主である大倉商事株式会社が突然倒産し、株式会社フジテレビジョンおよび、京セラ株式会社、株式会社アサツー ディ・ケイ、株式会社電通、株式会社ソニーが新たな株主になりました。このため、「大富」社名の変更も浮上しましたが、「水を飲む時は井戸を掘った人の苦労を忘れてはいけない」、張麗玲社長は、大倉商事が大富と自分にこれまでの支持と理解を決して忘れないよう、改名することなく、従来の社名を使用し続けると決定しました。
こうしてCCTV大富は日本で初めて開局された中国語チャンネルとして、その大舞台の幕を開けたのでした。
【CCTV大富、10年の歩み】
設立当初、大富のスタッフは社長張麗玲を含むわずか3名。24時間放送のCCTV大富チャンネルをこの3人で支えていました。
張麗玲社長はこのように10年を振り返りました:「大富は中央電視台の日本での開局運営にかかる全ての費用を負担しています。日本でのテレビ局運営はコストがかさみます。そこで私たちはできるだけ支出を抑え、中央電視台の番組を最良のクオリティのままお届けできるよう設備投資等に資金をかけました。その上で視聴者の好むテレビ番組を買い付けることに尽力しました。現在大富の社員は10年前よりずいぶん増えましたが、我々の基本姿勢は変わりません。」
大富の本社は東京銀座にあります。夜が更けてもここ大富にはまだ皓々と明かりが灯っています。
この10年来、大富は中国の政治、経済、文化の最新情報を発信し、日中両国間の相互理解、友好の促進を目指して参りました。そして目先の利益にとらわれることなく、日中友好の絆を深め、視聴者のニーズを満たすことを最優先に、地道な努力を重ねて参りました。
CCTV大富の努力は少しずつ身を結び、中国中央電視台の番組はやがて日本各地の家庭や政府機関、大学やホテルへと視聴の輪を広げていきました。この10年来、CCTV大富は在日中国人と祖国との距離を縮め、日中の友好交流を促し、最も人気のある中国語放送として各界から高い評価を戴いております。
今年発生した中国南部の雪害や四川大地震に際して、CCTV大富では直ちに番組編成を変更し、中央電視台から発信される生中継の報道番組を少しでも多くの方に見ていただけるよう全力を尽くしました。さらに在日中国人や日本の方々のご協力の下、メディアとしての特性を生かして中国被災地への支援も広く呼びかけました。
この10年間、胡錦涛、温家宝、江沢民、朱镕基、李鵬、李瑞環など中国から多くのリーダー達が訪日し、ホテルでCCTV大富をご視聴されました。昨年、温家宝総理が来日した際に、張麗玲社長にこのように言いました:「あなた達のチャンネルは素晴らしい。とても意味のあるお仕事をされていますね!」
【多くの人々に支えられて・・】
大富には日中友好を後押ししてくれる強力な株主がいます。1998年末、京セラ、フジテレビ、ASATU-DK(アサツーDK)ソニー放送メディア、電通、これら日本の一流企業5社が大富の株主会を結成、中国中央電視台の日本での開局及びCCTV大富の運営に多大なご協力を戴いています。
また京セラ創業者である稲盛和夫名誉会長、京セラ前副会長・梅村正広氏、フジテレビ元代表取締役社長・村上光一氏など著名な方々には、業務多忙な中、さらに長年にわたって大富の役員も兼任して戴き、事業運営に多大なご尽力を賜りました。
株主及び各界よりのご支援により、大富は日本唯一の中国語によるテレビと新聞のコラボレーション「大富報」(ダイフホウ)の発行を果たしました。
またインターネット上に大富のサイトを開設、視聴者とのインタラクティブなサービスを提供しています。
さらにこの10年来、毎年中国中央電視台および中国本土より在日中国人や日本人視聴者の興味をひく、優れたテレビ番組を買い付けています。これは10年来変わらぬ我々の姿勢です。
また、自社製作番組として「日本ニュース」があります。ここでは在日中国人の視点から、日本の社会で毎日起こる重大事件をお伝えしています。また日中関係に着目しながら同時に、華人社会に目を向け、華人社会を見守りながらその最新情報をお届けしています。「日本ニュース」、CCTVの中国国内ニュース、ワールドニュース、と理想的なラインアップをとり揃えた大富のニュース番組。特に「日本ニュース」は最も人気のある番組として高く評価されています。
社会の変化と視聴者のニーズを常に念頭におきながら、CCTV大富は中国語テレビ局として堅実に発展の道を歩みつづけて参りました。中国中央電視台の海外での開局成功例として、中国の指導者からも高い評価を受けています。
CCTV大富チャンネルに続き、大富は香港TVBテレビとも提携し、日本唯一の中国語総合娯楽チャンネルTVB大富を開設しました。ドラマとエンターテインメントを中心とするTVB大富チャンネルは、CCTV大富と互いにその特徴をアピールしながら、中国・香港・台湾の代表的番組を発信する中国語チャンネルとして、中国文化の魅力をあますところなく日本の様々な視聴者へお届けしています。
この10年来、大富は日中友好活動にも積極的に参与してまいりました。2002年からは中国人留学生のための奨学金窓口業務のサポートを始めました。また2006年には中国大使館及び中国文化部の依頼を受け、「中国文化フェスティバル2006開幕コンサート」を東京で共催しました。そして翌2007年10月、日中国交正常化35周年を記念して、中国人民解放軍交響楽団による日本初公演を企画・主催致しました。前代未聞のイベントでしたが、胡錦濤国家主席のご協力の下、中国大使館、日本の防衛省、外務省、国土交通省、経済産業省、日中友好団体などのご後援を戴き、中国人民解放軍交響楽団が初来日してコンサートは成功裏に催され、日中友好交流の新しい幕開けとなりました。
この10年間、大富は数え切れないほど多くの方々から温かいご支援をいただきながら成長して参りました。「中国と日本、少しでも近くなるように」―これは私達の使命と責任です。今後も引き続き一生懸命努力し、皆様と共に素晴らしい未来を築き上げて参ります。
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