漢族
人口
約10億4248万人、人口の92%を占める
分布地域
黄河、長江、珠江など大河の下流や平坦部、山間部など中国各地
言語
中国語、漢字
56少数民族で最も人口が多く、世界でも最も人口が多い民族です。起源は「華夏」と呼ばれる中原地帯(黄河中流・下流地帯)の居住民で、他民族と同化または融合し、漢代に「漢族」と呼ばれるようになりました。漢族の使う漢字は世界でも古い歴史を持つ文字の一つで、4万個以上の文字があり、通常は7千個程度が使用されています。「普通語」と呼ばれる公用語の現代中国語は中国北方方言が基礎で、北京の発音が標準音になっています。中国語は普通語以外にも大きく区分して、北方方言、呉語、粤語、閩南語、客家語、湘語、贛語があり、これらの下にも細かい方言があります。
漢族は、黄河流域で誕生した中国古代文明と成長、繁栄を共にしてきました。漢王朝以前、中原地区の居住民は「華夏」と呼ばれ、王朝成立以降は「漢族」の呼称が徐々に定着してきました。その当時の中原以外の民族には、夷、狄、羌、蛮があります。これらは歴史の移り変わりと共に発展し、民族間の融合を経て、現在の漢族以外の55民族になりました。
漢族は古くから儒教、道教、仏教思想の影響を受け、仁義と忠孝を重んじます。民族全体を網羅する宗教は無く、一部で仏教、カトリック、プロテスタントが信仰されています。
漢族の祭日には、春節、端午節、重陽節などがあります。漢族は中原文化を根源としながら、現在では国内各地で特色のある地方文化を形成しています。
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