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音楽で「美」と「愛」を伝える:盛中国・瀬田裕子夫妻、ヴァイオリンリサイタル
2006年6月14日(水)
6月11日の夜、中国の著名なヴァイオリニスト盛中国氏は夫人の瀬田裕子さんとともに、東京の紀尾井ホールでリサイタルを開きました。元・外務大臣の河野洋平氏など著名人や中国大使館文化処の職員などが訪れ、盛中国夫妻の力強い、そして優美な演奏に聴き入りました。
盛中国氏は中国で最も有名なヴァイオリニストで、世界でもいち早くその名を轟かせた音楽家です。彼は新中国で初めて中国のヴァイオリンのレベルを世界に知らしめ、世界の音楽大会で受賞を果たしたヴァイオリニストです。しかし、盛中国と言えば何と言ってもこれをはずすことはできません。彼の演奏する『梁祝』です。これは中国、そして世界でその名を知られていますが、中国音楽ではすでに永遠の古典音楽となっています。
盛中国氏の夫人・瀬田裕子さんは、かつて日本のピアノ界で「神童」と呼ばれ、2歳の時にはすでに音楽の才能が見出されていました。成長してからは「ピアノで話せるピアニスト」と言われるようになります。彼女は盛中国氏と結婚して中国へ行き、抗日をテーマとしたピアノ協奏曲『黄河』を初めて弾いた外国人音楽家でもあります。
今回の演奏の中で、盛中国夫妻は非常に息の合った、情熱的な演奏をしました。モーツァルト、ブラームスのソナタと、『思郷曲』『慶豊収~農作の祝い~』『牧歌』『春天舞曲』などの中国現代楽曲、そのほか世界の名品小品を演奏、さらにルーマニア民族舞曲も披露しました。
アンコールの際、夫妻はまず次のように述べました。「中日両国の関係はつらい時期を経験し、今は冬を越えて春がやってきていると信じています。中日友好を心から願い、『新疆の春』を送ります。」この曲の晴れやかな音に、会場は夫妻の願いを感じ取ることになります。
アンコールではクライスラーの『愛の喜び』などを演奏し、夫妻は「愛」と「美」の人生における意味を訴えました。音楽と温かい心があれば、一切の恨みや確執を取り除き、美しく、そして平和な世界が実現できるというのが彼らの信条です。
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