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立命館孔子学院、東京での開設記念講演会を開催
2006年6月27日(火)

 6月19日の午後、立命館大学孔子学院は東京での開設を記念して、東京のホテルパシフィックで「グローバル化と中国経済の行方」と題した記念講演会を開き、中国・王毅駐日大使や北京大学の張国有副学長らが参加しました。中国大使館の公使参事官・李東翔氏があいさつを述べ、講演会のテーマについては、王毅駐日大使、張国有副学長、立命館大学政策科学研究所の佐和隆光教授がそれぞれ違った角度から今回のテーマについて語りました。
 王毅駐日大使は講演の中で、まず立命館孔子学院東京学堂の開設にお祝いの言葉を述べた後、「グローバル化は国家の経済成長の重要な方法であるとともに、時代の一つの流れだ。しかし、グローバル化には良い面と悪い面がある。例えば世界には大国と小国、豊かな国と貧しい国があるが、単純なグローバル化はスポーツの試合でクラス分けをせず、あらゆるスポーツ選手が同じルールで戦うようなものである。それでは細くて小さい人はもちろん負けてしまい、これこそがグローバル化の欠点といえるだろう。国情が異なれば、差別化が必要となる。中国についてはまだ強国とはいえないが、グローバル化の流れに乗ろうと努力を続けている最中だ。」と語りました。王毅駐日大使はまた、貿易、投資、市場開放度などの各方面から中国とグローバル化の関係を論証し、「改革解放後の20年間はいわばグローバル化の20年だった。グローバル化の過程で中国は地域格差や貧富の格差、三農(農業、農村、農民)問題、環境問題など一連の課題に直面した。グローバル化に突入している現在、中国は国際協力を得て有効にこの問題を解決していかなければならない。グローバル化の流れの中、中国経済の発展とアジア、そして世界の発展は密接な関係にある。アジアは地域間協力を推し進めて発展するべきで、また中国と日本、韓国、ASEAN諸国はともに努力をして一つの開放されたアジアを築き、アジアの更なる発展を実現しなければならない。」とも述べました。
 北京大学の張国有副学長は、中国の経済発展のスピードと内容について、「『三農』の発展は中国の経済発展において戦略的な意味を持っており、節約型で調和のとれた社会、および外国企業の中国進出、中国企業の海外進出を引き続き促進するといった国際協力が大切だ」などとして、中国の経済発展の方向性について述べました。佐和隆光教授は、最近起こったグローバル化を映し出したいくつかの重大事件を例に挙げ、グローバル化の必然性と中国の経済発展への影響を述べました。講演会ではまた立命館大学孔子学院院長の周瑋生教授が、孔子学院が日本語・中国語教育の中で日中両国の文化交流の促進に果たしてきた実績を紹介し、また、近々学術文化活動を行うことを告知しました。
 立命館孔子学院は現在日本にある孔子学院の中で最も規模が大きく、北京大学と共同で運営しています。今回の記念講演会はまもなく東京で開設される東京学堂を記念して行われた学術記念活動の一つです。

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